Low Bite

2025 Summer

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水の中にも100年

2025年。ブラックバス(ラージマウスバス)が日本で最初となる芦ノ湖に上陸して100年目を迎えた。ブラックバスは我々を時に悩ませ、時に喜ばせ、そして我々バスフィッシャーの人生まで変えてしまう魔力を持つ魚。バスフィッシングは生き物を相手にした遊びであり、理解した気になってもまた分からなくなる。いつまでも新たな発見と感動を与えてくれる、永遠に楽しめる遊びとして多くの釣り好きに親しまれてきた。そんなバスフィッシングを脅かす外来生物法が定められたのが2005年。ブラックバスの存在を否定する声が上がり、我々バスファンは「一生の趣味を奪われるのでは?」と不安を抱いたことを記憶している。それから20年の時が流れたがこの問題は解決していない。まずは今私達がバスフィッシングを楽しめる環境と現実に感謝し、バスフィッシャーとしてのリテラシーが必要とされるだろう。そこで今回は本場アメリカと日本の両方からブラックバスを取り巻く環境を見てきた田辺哲男さんを迎え、バスフィッシングの魅力や理想的なバスフィッシングについて語っていただいた。この場を借りてLow Biteは100周年を迎えたブラックバスにお祝いの言葉とリスペクトな気持ちを示したい。

現在、俺個人の中の「バスフィッシング」とは、自分の投げたいルアーや釣り方で、いわゆるやりたい釣りを中心にバスとの距離を詰めて行く。釣れなければ自分のせいだし、その日のゲームを楽しむことだよ。そんな中バスについて客観的な見方をすれば、バスフィッシングは釣りをしない人でも浸透しているし、イベントやライブ配信などでナショナルスポンサーが着くほど世界的評価もある。一部の経済効果も産みながら今日まで継続している。俺が54年間バスフィッシングをしていて、その間に外来種問題があったけどそれでも衰えない人気と強さがあるんだよ。特に今年はバスが日本の芦ノ湖に上陸してから100周年を迎えたんだけど、それって凄い歴史だよ。バスフィッシングを盛り上げ利用することでお金を生み出し、そのお金で自然を守り、雇用を生み出し、人間との共存を目指す動きがいつか来ると思うよ。時代は変わり時が過ぎているのに、人間の都合で自然界を昔に戻そうとしても戻るわけがないんだよ。そんなことより、山のレジャーは山に、水のレジャーは水域に、と言うような区分けで生み出される経済効果を利用して、自然環境を人間が整える方が余程未来性があると思う。アメリカみたいにね。俺が思うにだけど、自然を利用している人達は同じ方向を向いていると思うよ。富士山で登山料を徴収するという案なんて、すこぶる正しいと思うし「やっと今?」とさえ思う。自然環境を維持しながら利用者が快適に安心に楽しめるために当然なことだよ。地面に値段が付いているんだから水面だって同じで、富士山の例のようにお金を支払ってまで釣りをしたい魚種を考えたら、圧倒的に人気のあるバスだと思うんだよね。国内には約600個の人造湖があると言われているし、そんな環境で各県が「人が来てくれるから湖の自然が守れる」という図式を取り入れてくれたら素晴らしいし、お金が取れるようになれば、みんなその状況を継続させていきたいはずだし。実際アメリカでは、フロリダしかいなかったフロリダバスがアメリカ全土にいるのは、お金が落ちて回るように管理しているからなんだよ。あれは完全プレデターの移植だし国内外来種だからね。アメリカでは確か100年くらい前から漁師のバス捕獲は禁止されていて、当然マーケットにも並ばないし売ったら捕まるレベルなんだよ。バスを食用として獲って食べるより、入漁料で釣り場を守る方が利益になることを分かってるんだよね。そのお金で釣り場を整備したり、ゴミを処理する人間を雇用したり、各州が地方から人を呼んでお金を落としてくれるように地方分権制を取り入れている。100年くらいすれば日本の行政でも「お金を生んで自然を守る」という形が見えてくるんじゃないかな。それまで色んな逆風があるかもしれないけど。現状の釣り人達に俺から言えることは、釣りが出来る環境に感謝しリスペクトし、釣りを楽しむだけでなく自然と向き合う姿勢や釣り人としての意識を高めて欲しいと言うことかな。

田辺哲男さん:
プロフィッシャーマン。1993年、B.A.S.S.ケンタッキーインビテーショナルで外国人として初の優勝を飾る。2000年にはB.A.S.S.バスマスタークラシックに出場し6位入賞(当時の外国人選手最高順位)。国内トーナメントでも活躍。バサーオールスタークラシックでは通算3回の優勝を誇り、次世代に席を空ける為と2020年に勇退。釣りメディアにも数多く登場し、自身のロジックを公開してきた。日本に「パターンフィッシング」という概念を定着させ、日本のバスフィッシング発展に大きく貢献。さらに、ブランド「ノリーズ」の代表として自らロッドやルアーを開発。ロングセラーとなる名作も多数。田辺氏のスタイルを体現するYouTubeチャンネル「BASSFLIX」や、実力派アングラーと1on1マッチを展開する「LIMIT 1」が人気。また自身のブログ「雨天バス決行」も発信中。現在も最先端でバス業界を牽引する最重要アングラーだ。 https://www.youtube.com/@BASSFLIX
https://youtu.be/N6gTsPrmo68
https://bangaichi.boo/tanabe

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