普段は乗合船のお世話になるため船長がオススメポイントへ連れて行ってくれる。でもこの日は、のんびりとマイボート(パックラフト)を海に浮かべ、プライベートビーチ気分で美味しいヒラメを求めパドルを漕いだ。北国の北海道では内地より夏が短い。こんな遊びが出来るシーズンは7月?9月前半くらいだろうか。シーズンによっては落水事故で凍死を招く事故もあり得るからだ。自然遊びには万全な知識とマナーが必要不可欠になる。もちろん山や海の自然豊かなフィールドでは様々な釣りが楽しめる。豊富な魚影で釣果に悩まされないからだろうか?単純に離れた田舎だからかw?内地ほど情報や釣具流通が届くのは遅く、そして薄いような気がする。まだまだ発展途上にある北海道フィッシングだが、今回は静岡県伊豆半島を拠点とするXESTAさんの協力で、近年ソルトマーケットを賑わせているSLJスタイルで馴染みのあるエリアを探ってみた。
https://xesta.jp
道産子ヒラメと言えば、5月から11月くらいまで狙えるが、秋が近づくと海が荒れてしまい釣りが出来ない可能性が高まる。春先は産卵のため、岸からでも狙える水深10m以下まで接岸するが、産卵を終えた夏以降には今回のような少し深い20mラインで生息するようだ。ベイトフィッシュに依存して移動する傾向があるが、サンドエリアを中心にウィードエリアや岩礁エリアにも混在する。幸いどのポイントでもルアーロストがゼロで安心した。この日は60g?120gジグのXESTA/FLAP SLJを底まで落としたら2~3mを巻き上げる。リールのシマノ/カルカッタコンクエスト201HGで言うと、ハンドル半回転を10回ほど回すイメージだろうか?巻き上げアクションでジグの存在をアピールして、再びユラユラと沈下するジグに魚がバイトしてくるケースが多かった。ショートピッチジャーク専用のロッドXESTA/ Slow Emotion FOR SHORT PITCH JERK B5101がスペース僅かな船上でもストレスなくルアーを操れ、魚を誘い出すアクションをサポートしてくれたのは言うまでもない。ジグが綺麗な平打ちフォールの姿勢を描きヒラメのバイトモードを刺激したようだ。行きは風に押されジグを縦に落としながら沖まで出た。しかし、しばらくすると無風になってしまった。こうなると手漕ぎスタイルは不利。よって帰りはジグを底まで落としたらパドルで移動して、その移動分を巻き取ってくるという、水中では縦どころかジグを少し斜め気味に描く釣りになってしまった。カラーに拘りはなかったが、潮の流れや天候に備え150gまでのサイズをローテションしながらバイト率を落とすことなく順調にヒット。気がつけば、4時間で7匹のヒラメをキャッチ。そして中型サイズの3匹をお土産用としてクーラーバッグにキープできた。綺麗な海に揺られ心も癒され、帰宅して家族を喜ばすには充分な釣行だった。北海道に生まれ育って良かった…。
ロッド:XESTA/Slow Emotion FOR SHORT PITCH JERK B5101
比較的ライトウェイトのジグでもしっかりと横方向に自走させ、浅場や喰いが渋い時にも「喰わせのライトアクション」で魚を誘い出す。
https://xesta.jp/slow-emotion-for-short-pitch-jerk/
リール:シマノ/カルカッタコンクエスト201HG
どの釣りにでもフィットする定番中の定番なコンクエスト。別売りスプールを購入しておけば、ポイントやターゲットごとに巻き替えたラインで素早く対応可能。性能と信頼による万能な知恵だ。
https://fish.shimano.com/ja-JP/product/reel/baitlurecasting/a075f00003t47fjqab.html
ライン:ガウディス/エクセルシオール1.5のPE&リーダーは20lb
https://www.gaudis-japan.com/excelsior
ルアー:XESTA/FLAP SLJ XESTA看板ジグのフラップをSLJ用にチューニング。素直な平打ちフォールはそのままに、ボディのエッジを削っているためライトロッドでも操作可能。専用のアシストフックを付属。この日はフックフロントとリアにXESTA/W CLAW SLOW TUNE COMLETE 20号 3cmをセットしてみた。 https://xesta.jp/flap-slj/