衝撃はいつもブルーギル
T:子供の頃、近所の兄ちゃんが釣りの帰り道でビニール袋に入れたブルーギルを持っていたんです。初めてそれを見て「外国の熱帯魚みたいに鮮やかで綺麗だなぁ!」と思いました。後にバス釣りを覚え釣り場に通っていましたが、ルアーで初めて釣った魚がそのブルーギルでアタリやフッキングを覚えさせてくれました。で、大人になってバス釣りに通っていたある日、悪天候でバス釣りにならない日があって、避難しながら水辺を見ていたら、群れの中にメジナくらいのドス黒い巨大ギルを発見したんです。ガチで狙ってもソイツだけ見向きもせず、粘った結果は27cmまでは釣れました。それ以来メジナのようなギルが気になって、ギルの日本記録を調べてみたら29cmだったんです。となると、自分の見たメジナサイズは余裕で30cmはあったんで、デカギルを求め真剣にギルを狙い始めましたw。
まさかのソルトライトゲームリグを応用
アメリカでは、釣れたクラッピーをフライパンで焼いて食べる「パンフィッシュ」と呼ばれる釣り文化が定着していますよね。それに合わせた釣具も普及しているんですが、当然日本にはいないので、クラッピーサイズのギルを狙うには少し悩んでいました。ですけど、近年流行っているアジやメバルをターゲットにした「ソルトライトゲームリグ」を使うと、これが驚くらいジャストフィットなんですよw。開発側にはそんな意図はないと思いますが、最近僕が使ってみたところ抜群の相性でした。PEライン0.6に6lbのナイロンリーダーをセッティングして僕なりに楽しませていただいています。強いて言うと、海のイート目的の釣りとは違って、魚から確実に針を外してリリースしたいので、細くて長いギルの口にも入りそうなプライヤーは必要かも知れませんね。
ギルなら応えてくれる!
最近バスが減ったり賢くなったりで、釣れないことを理由にバス釣りを離れてしまう話を聞いたことがあります。釣りにくい魚に拘って釣りを楽しむのもありですが、釣れないことを理由で竿を置かれてしまうのは残念すぎます。僕はどちらも好きですが、ギルを狙う時には自分なりのテーマを設けています。魚のサイズや美しさを目指しても良いし、投げるルアーを縛っても良いし、楽しみ方は人それぞれですがギルなら様々なテーマに答えてくれるんですよw。しかも魚影も濃いし全国区で分布しているし、釣りをしてみたい子供達が、魚で生命を感じるのは打って付けやと思うんです。実際に僕自身もギルでルアーデビューしましたし、親子が結ばれるファミリーフィッシングには最適なツールやと思うんですよね。あのトロピカルな魚体もディズニーで見慣れているだろうし、釣りという遊びを次世代に伝える大事な存在にも思えるんですよねw。
軽視するのでなく、むしろギルにリスペクト!
大人を充分に楽しませてくれるのが「ギルフィッシング」。釣果思考に気を使わない分、もっとファッショナブルに遊びを詰め込んで楽しめる流はずですw。また子供達には、命の尊さや自然と触れ合う機会を与えてくれるのも「ギルフィッシング」。それをキッカケに、子供達が竿を持って釣り場へ行くようになってくれたら、僕らはもっと嬉しいですよね。
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SPECIAL THANX:ソルトライトゲームで活躍するルアーが、実はブルーギルのお口サイズにジャスト!
2種の波動を発生させる”Wアクションテールが特徴的。テール前部のリーフは大きく水を掴み遠くの魚にもアピール。アジやメバル釣り目的のルアーだが、この機会に応用してみた。
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