都心からリュック1つで行ける貴重なフィールド「相模湖」。幼少期を振り返れば…典型的な都会っ子の周りには自然が乏しく、電車でアクセス出来る相模湖の存在を知ってからは仲間同士で通いまくった。結局バスは釣れなかったが淡い思い出として残っている。それもそのはず、相模湖と言えば関東屈指のメジャーフィールド。釣り人が絶える事が無く、バスの警戒心も強い。当時キッズフィッシャーだった自分が釣れなかったのも当然かも知れない。そこで過去の屈辱を晴らすべく、WILD SIDEマルチピースシリーズ(5本継ぎの携帯用ロッド)をリュックに詰め込み、電車で昔懐かしき相模湖を目指してみた。当日は相模湖をホームとして釣りのライブ配信を毎日行う、元バスプロの古沢さんにレクチャーして頂き、待望の相模湖バスと対面することが出来た。
さて、幾度となく相模湖に泣かされてきた自分だが、当日はベイトフィッシュを意識したミノー(ロッド=WSC60ML-5)やビッグベイト(ロッド=WSC611 MH-5)の高速&変速アクションでバスを誘ってみた。しかしクレバーなバス達の心を揺さぶる事なく沈黙。ならば、ナチュラルな誘いの釣りにシフト。ロッドWSS63L-5に話題の新作リールABU/ZENON 2000SHをセット。ノーシンカーワームを中層でフワフワと操作していたが、途中で雨が降り出し水質に濁りが入ってしまった。こうなるとルアーアピールが弱いため作戦変更。ロッドWSC68M-5でボリュームのあるチャターベイトを投げまくるも反応ゼロ。すると打つ手が見当たらない自分に古沢さんが声をかけてくれた。お言葉に甘えタックル一式を拝借して、古沢さんの得意とするラバージグの釣りに挑戦した。ストラクチャーに身を寄せるバスを狙うため、沖の地形変化があるボトムを丹念に探ってみた。湖底の障害物にルアーがコンタクトしたのでポーズ。すると止まっていた竿先に反応あり!このチャンスを逃すまいと久々に大きくアワセた。次の瞬間、竿は曲がり魚の躍動する感覚が伝わってきた。いつも以上に「逃したくない!」と思った。現れたバスは相模湖のレギュラーサイズ。古沢さんが構えるネットに魚が入った瞬間、ルアーはバスの口からポロりと外れた。「あぶね?!」それもそのはず、フックは完全なバーブレス(カエシなし)だ。あの時に叫んだのは、中学生当時の自分だったかもしれない。相模湖よ、古沢さん、カメラマンさん、30年振りにラバージグで釣ったバスよ、本当にありがとうございました。
ROD/LEGIT DESIGN WILD SIDE MULTI PIECE
古沢さんに拝借したタックル/
ロッド=レジットデザイン/ワイルドサイドWSC63M、リール=office ZPI/アルカンセ HS LEFT、ライン: サンライン/シューター BMS AZAYAKA 14lb、ルアー=ジャッカル/ナカタジグ3/8oz+デプス/ブルフラット3.8inch。
https://legitdesign.co.jp
https://navi56.com/kfurusawa.php
https://www.purefishing.jp/zenon/
https://www.chromeindustries.jp/collections/bags
https://shop.blackflys.jp
https://www.wildthings.jp/c/mens/outerwear-jackets/wt21238pa-camo