本企画では釣り方や釣場を記載しておりません。釣り方は一般的な川釣りやトラウトフィッシングと変わりませんが、それが分からない方はお控え下さい。今回は「自然界と魚と人間が結ばれることに感謝した企画」です。「釣り方を披露しない釣り雑誌」をご了承下さい(笑)。
ESCAPE!オバケ扱い
ウケクチウグイって、2000年に認定された新種の淡水魚なんです。主に秋田県、福島県、山形県、新潟県などの生息域が限定されたご当地フィッシュなんですけど、そもそも僕らはレアな魚なんて全く意識なかったです。むしろ、昔の爺ちゃんや婆ちゃんは「オバケウグイ」って呼んでいました(笑)。通常のウグイは10cm程が見慣れたサイズですが、このウケクチウグイは80cmくらいまで巨大化しますからね。今考えると…顔も面長で口も上を向いているし、顔付きが全然違います。そもそもサイズがウグイの3?4倍ありますから…そりゃ、オバケ扱いされますよ(笑)。
DEMAND!意識高い系フィッシャー
とにかく個体数が少ないため、調査がなかなか進まなく謎の多い魚で、環境省のレッドリストには絶滅危惧IB類(EN)で記載されています。レアな魚なので数を釣るつもりもないし、無茶な釣り方をするつもりもないですね。ただ生存が気になる魚ということもあって、年に1度くらいは逢いに(釣りに)行きたい気持ちが高まるんです。だからか、逢えた(釣れた)時の感動は半端ない!ドキドキと笑顔が止まないまま、魚のダメージを最低限にして再び川へ戻してあげる。この喜びと交わる緊張感は、釣り人意識のスキルが問われるところでしょうね。心ある釣り人に限り、自分の釣り人生にお招きしてほしい魚ですね。
RESPECT!釣りを通して学んだ地元意識
僕ら釣り好きは、SNSやレジェンドフィッシャーの釣行記を読んだりして、海外の見慣れない魚に憧れたり、国内でも釣り業界が盛り上げた魚に目が惹かれがちですけど、よく考えたら自分の地元には立派な自然環境と貴重な釣り場がいくつもあります。「隣の芝生は青く見える」のは人間あるあるですが、改めて地元の豊かな自然環境に感謝して生涯釣りを楽しんで行きたいと感じました。時代の流れや地球の事情に逆らえない部分もありますが、ウケクチウグイだって必死に生きています。自然界で遊ばせていただいている限り、人間のエゴや釣り欲で場を荒らすことなく、彼らの存在を程良い距離で見守って行きたいです。
地元案内役のTAKUYAさん
時に男前、時にギャグメーカー、時にフィッシング愛が溢れるTAKUYAさん。普段はトラウトフィッシングをメインに、クリアーウォーターな環境の地元福島県で釣りを楽しむ。重ねて、自分インディーブランド「TROUT BUM」でファッションも楽しんでいる。
https://www.instagram.com/reel/DJjT9IQTaGv/
トラウト感覚で挑んでOK
SKAGIT DESIGNS/SUSPEND SP-760HQ & DEE DEE DESIGNS/TGコーンミノー80S
背中に背負ったコーンの粒々は乱流発生装置。それによってイレギュラーアクションを演出。キレのあるアクションでターゲットを魅了!全長: 80mm、重量: 11g、素材:PLA(生分解性プラスチック)、価格: 2,100円(税抜)。
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水中の気配を感じとる
OWL MILS ロゴ/Tsukuyomi 税込\23,100
ハイカーにはお馴染みな人気ブランド。偏光×ハイコントラストなレンズで、はっきりとしたシルエットで水中の存在を見極める。水面の乱反射やギラつきを抑え、より鮮明で視界がくっきり見える。ポリカーボネート素材で25g。紫外線は99%カット、ブルーライトも約80%カットしてくれる。
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