Low Bite

2025 Summer

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投げて/落として/巻く

LOW BITE vol63

サゴシから始まりヤナギ、そしてサワラに呼び名が変わっていく出生魚。どれが釣れても美味しく人気な魚だ。「投げて/落として/巻く」のシンプルなキャスティングゲームで、元気なサゴシがブレイドジグを目掛けて飛びついてくる。釣れた魚は持ち帰り食卓へ。「釣って楽しく!食べて美味しく!」楽しい時間は続いた。因みに同行した吉野くんは海鮮居酒屋で厨房を任される現役フィッシャー。吉野くんの手にかかればご覧の通りだ。秋深まる今宵のアフターフィッシングは「吉野風サゴシ御膳」で食卓に花を咲かせた。

とてもとても暑かった夏がまだ記憶に残る2025年の秋。大阪湾ではイワシの群れを追いかけて出生魚のサゴシが釣れ出していた。40~50cmはサゴシ、50~60cmはヤナギ、70~80cmはサワラと呼ばれ、基本的にルアーを遠投して底まで沈めたら「煙が出そうな勢いでリールを巻け!」というシンプルでアクティブな釣り方だ。ポイントまで船を走らせること20分くらい。船長の指示でルアーを投げていると、早速反応があった。全速力で巻いているリールがガツンと一瞬止まったら、魚がフックに乗ったサイン。決して慌てず魚の重みを感じながら魚を寄せてキャッチ。少し緊張していた吉野くん顔が少し綻んだ。ヒットルアーはブレイドジグのXESTA/EBIRAN 40g(KSHカラー)。ルアー後部に付いたブレイドがキラキラとクルクル回って魚を誘い、それを目掛けてサゴシが高速直球ですっ飛んでくるようだ。船の上では息が上がる作業だが、休むことなく一定のスピードでルアーを巻いてくると、噛み付きながらルアーに何度もアタックし、そのうちブレイド付近にあるシングルフックが口を捉えフッキングに至る。魚の重みを感じても竿を立てる(アワセる)ことなくリーリングを止めないことが重要だ。またジグヘッドの重みがシングルフックに乗っていないとフックアウトしてしまうので、テションを緩めることなく魚の重みを竿に程良く乗せながらファイトを楽しんでもらいたい。船縁に魚が近づくと急に突っ込んだりもするが、CATAPULT LIGHTのバットパワーが魚の勢いをしっかり受け止めてくれた。 https://xesta.jp

XESTA/EBIRAN

遠くまで投げるブレード系ジグにはテーリング現象(針がルアーに絡まりアクションを殺してしまう)の心配が否めない。しかしこのエビランはその弱点を徹底追求し、高速巻きしてもブレの少ないI字系安定アクションを実現。ブレードの強烈なフラッシングが青物から根魚、マダイなど様々な魚種にアピール。ライトショアジギングやSLSだけでなく、ライトなオフショアゲームなど様々なシーンで活躍するブレードジグが完成した。20g(税抜\1100)/30g(税抜\1150)/40g(税抜\1200)の9色展開中。 一投のキャスティングだって無駄にしたく無い。 今回のルアーに相応しいロッドが登場。マグロや大型ヒラマサに照準を合わせたオフショアキャスティングロッド「CATAPULT」シリーズだが、軽快に曲げて楽しめる「CATAPULT LIGHT」シリーズが仲間入り。写真はプロトタイプだが、S611L-J/S66ML-J/S74L/S72ML/S83MLのバリエーションで展開中。今回のようなファーストリトリーブの釣りにピッタリだったが、ジャーキングにも対応出来る頼れるロッドシリーズだ。

釣り上げたからと言って油断は禁物

普段より回遊している青物はファイト後も船上で必ず暴れる。外れたルアーや血飛沫が飛んできたりするので万全な注意が必要だ。見ての通り、歯が鋭く魚の口から針を外す時は素手厳禁。必ずプライヤーを使い、しっかりと魚が弱ってから作業に取り掛かろう。そして鮮度を保ち美味しくいただくために、ナイフで脳を締め死後硬直を極端に遅らせる。エラからハサミを入れ、体内から血を抜くことによって身の劣化と生臭さを防ぐ。青物釣りには知っておきたい知識の一つだ。そこで今日の釣りにピッタリ!手にしているのは「KAHARA JAPNA/KJ マルチツールキットⅡ」。釣り場で使い勝手の良い5つのツールをピック。ギザ刃付きでPEラインの切れ味が抜群な「PEラインシザース」。極小スプリットリングの交換も便利でギザ刃付きの「4.7インチマイクロティップステンレスプライヤー」。テフロン加工で錆に強く専用カバーも付いた「9.8インチテフロンナイフ」。キャッチした魚をロックし、水中に落下しても浮いてくれる「プラグリップ」。テフロン加工でタングステンカッターも付いて、スプリットリングの交換も便利な「7インチテフロンコートプライヤー」。マルッと税別\4800にて発売中。
https://www.kahara-japan.com

船上では「もしも!」に備えて目を保護しておく

着用の偏光サングラスは「STORM RIDER/SR-024P“VIGOR”」。鼻あてパーツを搭載したアジアンフィットなスポーツデザイン。「日本人でも掛けやすい、日本人でも機能を発揮するハイカーブタイプ」をコンセプトに誕生。8カーブのフレームデザインによって風や光が侵入する隙間を極力軽減。フレームとレンズのコンビネーションを4種に分けてリリース中。税込\17600。ストームライダーシリーズの発売元は、メガネの愛眼なのでフィッティングや度入りの相談、アフターケアの点で安心出来る。
https://www.aigan.co.jp/stormrider/catalog.html

船長はキャッチ&ステップアップがモットーの「BAY SIDE OSSYA」

キャスティングゲーム専門の兵庫県西宮発『大阪湾インショアゲーム特化型』なガイドサービス。釣って楽しい、学んでステップアップ。技術を身につけ、次の一歩へ。ローバイトでもお馴染みな荒牧船長が案内してくれた。
https://baysideossya.com

晩は今日という日を振り返りながら吉野夫妻と共に食卓を囲んだ。

料理人として経験値を重ねる吉野くんは、バンド経験もあるシーバスやショアジギングも好む大阪在住ソルトフィッシャー。お気に入りの音楽を聴きながら包丁捌きは進む。淡白で身が柔らかいサゴシを手際良く三枚におろし、紫外線LEDライトでアニサキをチェック(今回は寄生虫の発見は無かった)。バーナーで炙ったり味付けをして煮込んだり、お刺身を筆頭に煮付けや竜田揚げというお料理が並んだ。可愛い食器に盛られ、見事に味の棲み分けがされたサゴシフェスのようだ。これぞ嬉しいアフターパーティー!釣りというレジャーを楽しみ、お食事という形で生き物の命をいただいた。感謝します。

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