ストリートサブカルチャーから生まれたブランド「BOKU HA TANOSII」。そしてそれを操る組織「THE MONGOLIANCHOPPSSS」。そんな彼らが愛するネオヴィンテージなフィッシングショップ「TASF」を構えたのは約3年前。彼らにはガレージ感覚でも、綺麗な陳列やモノを可愛がる姿勢とセンスがある。オーナーの安藤さんにその存在意義を聞いてみた。*掲載は移転前のお写真です。
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- 安:ボクらは古着屋の出なんですか、当時はファッション系でなく「ボクらがオモロいと思うコト」を発散するフリーペーパーを作っていました。「THE MONGOLIANCHOPPSSS」というチームで、自己負担と自主制作で発行していたんですが、その延長でアパレルブランドの「BOKU HA TANOSII」を立ち上げて活動をし始めました。モノやコトを伝えたいというよりも「BOKU HA TANOSII」という言葉の本質や楽しむフィーリングを伝えたいという意図と「貴方は楽しんでいますか?」というメッセージを込めたブランドです。そこでボクら目線で考えると、前日のバスフィッシング準備のように、同じく釣り場に着て行く服の準備も楽しんで良いのでは?と思ったんです。「TASF」ではそんなテンションを軸にスタートしました。
- LB:店名「TASF」の由来は?
- 安:「TOOL ASSIST SUPER FISHING」の略で「素晴らしい釣りを支援する道具」という意味です。「TASF」は自分らの釣り熱を表現したお店で、90年代後半から2000年前半のネオヴィンテージな釣具を意識しています。古着界では501 XXのヴィンテージは有名ですが、それよりも新しいレギュラーヴィンテージという価値も認められています。ルアーにもヴィンテージはありますが、このレギュラーヴィンテージ的な存在がないな…と。中古市場で価値が上がってるモノは少ないですが、思い入れもありますし現に格好良いし、ここを取り上げたら熱を上げてくださるお客さんもいて嬉しく思っています。実際「TASF」をやっていたから、こうやって今回もお知り合いできたんだし、直接的な利益を産んでなくても得るモノは大きく、メッチャメチャ意味あるコトだと思っています。
- LB:乗っかるんじゃなくて、発信しているからこそのリアルな着眼点ですね。
- 安:もはや「釣り」で繋がって楽しめるモノを「TASF」にまとめてもいいのかな、と思っています。最終的な理想は、釣りで楽しんでいるSNSの投稿に「TASF」のハッシュタグが付くようになったら嬉しいですね。
- LB:いや?「楽しそうですね!」って言おうと思ったら、目の前にいる安藤さんのスウェットに「BOKU HA TANOSII」って書いてありましたw。
〒556-0002 大阪府大阪市浪速区恵美須東1-7-5
TEL: 06-6556-9114
営業時間:金曜~月曜 12:00~20:00
https://www.tasf.fishing/about