“WORKING CLASS ZERO”のマイク?ギルバードとコラボでハンドルのリリースを控えるDRTだが、彼とのミーティングを兼ねてスタッフ一同でアメリカを訪れるフィッシングツアーを決行。現地のDRT USAスタッフも驚かせる、新製品の実力を証明する貴重な機会となったそうだ。以下、オーナーの白川氏に話を聞いた。
フィールドは琵琶湖を小さくしたようなメジャーレイクやったんですけど。みんなはシャッドについたバスをディープで狙っていて。しかしあの2人(ラファエルとマイク)は魚探を睨みつけながら「1mラインのシャローに入ろう!」と言うんです(笑)。しかも行ってみると、船が30艇くらい入るヨットハーバーで、それが迷路のように組まれた桟橋で日本にはない光景で(笑)。
覗いてみると3cmくらいのシャッドが無数にいて、シャッドの群れに向かってデカバスが喰い漁っていたんです。風に守られて、秋の日光が良く当たって、決して水質が良いように見えないのですが、あの人達は目の付けどころが違うと言うか…(笑)。普通やったら、ディープでアラバマリグでも投げて、手堅い魚を手堅く釣るのが一般的やと思うのですが、さすが臭覚が違いますね(笑)。
ドッグにはピッチングでルアーを入れると、春みたいにバスがメチャメチャ怒ってルアーにアタックしてくるんですよ。2人はドッグの外側を打っていたのですが、ボクは偶々ウィードレス製の高い“Gガード付きのタイニークラッシュ”を持っていたので、強気にキャスト出来たのが良かったと思います。沈殿物があるにも関わらず、全く根掛かりしないから、2人はビックリしてました(笑)。
本当は3cmのシャッドとボクらの投げるビッグベイトではサイズが合っていなかったのですが、どうやら追い回しているバス達はテリトリー意識が凄く強かったみたいで。ベイトを追って活性が上がっているのか、ボクのタイニークラッシュにガツンと61のバスがきました。今回はビッグベイトでもカバーが攻められる事を、USAの彼等にも伝えたかったので結果的に理想とする釣りが出来ました。