1996年5月。南カリフォルニアを拠点とするバンド“SUBLIME”のリーダーBradley Nowellが享年28歳で
他界したのは、初のメジャー契約盤「SUBLIME」のリリースを2ヶ月後に控えていた時だった。スカ、
ダブ、パンク、サーフ・カルチャーの影響を取り入れた唯一無二のサウンドが売上げたのは1700万枚以
上。遺作となったアルバムはプラチナムを超えるセールスを記録。しかしフロントマンを失ったバンド
は人気の絶頂で解散を余儀なくされた。そこで残った2人のメンバーと“SUBLIME”に縁の深かった
Opie Ortizをボーカルに起用して結成されたのが“LONG BEACH DUB ALLSTARS”である。“SUBLIME”
を彷彿させる名作2枚のアルバムをリリース後、バンドは休止していたがこのたび再始動し今年3月に
来日。一方、元々“SUBLIME”のメンバーは21歳のシンガーRome Ramirezを迎え
“SUBLIME WITH ROME”として活動中。今回は本来の“SUBLIME”の血を受け継ぐOpie Ortizに当時から
現在の話を語ってもらった。今は亡きBradley Nowellを愛する我々は温かい話に心を強く打たれた。