スイミングラバージグと言うと「琵琶湖みたいなウィードレイクでしょ?」と思われる方が多いようだが、実はどんなフィールドでも使えるオールマイティーなテクニック。ブレードの無いスピナーベイトだと思ってもらえばイメージしやすいだろう。ブレードによるブラッシングが無い分、集魚効果という意味でのアピールは弱くなる。しかし、無駄に目立たないという意味で「魚をスレさせない」メリットがある。スピナーベイトでバラシてしまうと、フォローでスピナーベイトを入れ直しても2度めのバイトをとるのは難しい。しかし、ラバージグのスイミングは、ラバージグでフォローが効く。バラシた直後にすぐさま同じルアーを入れ直してもバイトをもらえるのだ。1エリアから何尾も獲りたいときにもいい。先行者の直後でも釣れる。サンデーアングラーにこそマスターしてほしいメソッドだ。スイミングラバージグには2タイプある。トレーラーのタイプで「タダ巻きタイプ」と「フラッピンタイプ」に別れる。文字どおり巻くだけで誘う「タダ巻き」ではシャッドテール。ロッドアクションによってワームのフラップテールで水流を起こす「フラッピン」ではポークやチャンクタイプのトレーラーを使う。などなど、シチュエーションにあわせて多様な選択肢があるのも特徴だ。晩秋まで効くのでぜひ試してみてほしい。